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イエローナイフへ [オーロラ撮影]

いよいよイエローナイフへ到着

バンクーバーまでは何度も訪れていたが、ここからカナダ国内への本格的な旅行は初めてであった。小さなボンバルディアCRJ機で2時間半。オーロラ観測でもっとも有名なこのイエローナイフに到着したその瞬間から、ここの寒さの厳しさを痛感することとなってしまった。

080301-YK-14.jpg

ランウェイにふわりと着陸し、ランプインしたCRJ。キャビンのドアが開いた瞬間、後方座席に座っていたにも関わらず、強烈な冷気のために周りの空気が一瞬にして固まったかのような気がした。この空港にはボーディングブリッジなどなく、キャビンドアを出た瞬間から更にに容赦無い冷気が襲って来た。
ここから、100m近い距離を歩いて、ターミナルへと向かわなくてはならず、コーデュロイのパンツしか履いていなかった私の足は、まるで一瞬にして凍りつきそうな感触に包まれた。
タラップを降りて振り返って見たCRJの向こうには、雲に隠れた太陽がしっかりと北の大地を照らしていた。しかし、さすがの太陽も、この極寒の地を暖めるには厳しいようだった。

イエローナイフ空港の3レターコードは”YZF”。どこぞの戦闘機にありそうな名前のこの小さな空港にRunwayは2本あり、長いほうでも2300m弱。大型機の離着陸は難しそうな規模だった。
ターミナルもコンパクトだが、手荷物受け取りのターンテーブルの真ん中には、あざらしと、それを狙うかのようなホッキョクグマの剥製がディスプレイされていて、いやがおうにも北国に降り立ったという気分も盛り上がる。

080301-YK-15.jpg イエローナイフ空港ターミナルにて


荷物を引き取り、温度計を取り出して表へ出る。針はみるみるうちに反時計回りに回転し、-25℃を差した。夕方でこの気温では、今晩からの撮影が非常に心配になったが、ここまでの気温は前回のラップランドでも経験している。ただし今回はデジタル撮影。バッテリーが持つのか、メモリーカードは?カメラ自体動作するのか?不安はつのるばかりであった。

レンタルウェアを受け取り、ホテルへチェックイン。慌しく夕食会場へ向かう。今回のツアーのために用意された会議場のような部屋での夕食。

”まずはビールだろ!”

どこからともなくツアー参加者からの言葉。しかし、この部屋でのお酒の提供は、法律で禁じられているとのことで、残念ながら到着を祝っての乾杯はならなかった。
イエローナイフのお酒に関するストイックさは、会社の同僚(イエローナイフ近くの出身者)から聞いてはいたものの、ここまでとは想像していなかった。”飲酒に関する風習は、日本と大きく違うから、それを乱すようなことはするなよ....;-)”彼のメールにあったその言葉を思い出した。
カナダの人は、人前で酔っ払うことを恥ずかしいことだと思っているようである。バンクーバーでも、公園など屋外の公共の場での飲酒は禁止だが、ここノースウェスト準州での飲酒に関する法律もやはり色々と厳しいようだ。あらためて飲酒に関して寛大な日本の習慣を、ありがたく感じると共に、また何故か恥ずかしい気がした。

夕食も終わり少し時間があった。20時間以上のフライトの後だけにシャワーを浴びたい気もしたが、これから極寒の観測地に向かうことを思うとさすがに控えた。これからの4日の日程で、風邪等ひいていられないことは間違いないからだ。
この時間は持参したPCをネットに繋げるべく、フロントにインターネット接続が可能かどうかを聞いた。
フロントの女性の話では、無線LANがあり、それが使えるとのこと。”接続時、このコードを入力して”と言われメモを渡された。
部屋に戻り試してみると、確かにホテル内にいくつかのアクセスポイントがあるらしく、3~4つ捕まえることが出来たが、渡されたメモの数字では、WEPキーには桁数が足りない。色々試すも接続できず、そろそろ観測地へ出発の時間が迫ってきた。

とりあえずネット接続の試みは一旦中断し、機材準備を入念に行い、集合場所のロビーへと向かった。
出発が待ちきれないかのように、他のメンバーは既に集まっており、程なくしてバスがやってきた。
我々のメンバーはプロカメラマンがほとんどと言うパーティだったので皆荷物が多く、占有使用のバスはありがたかった。
約40分の道のりでは、皆長時間フライトで疲れていたためか、かなりの人がうたた寝していたので静かな車内であった。
私はこれから遭遇するであろう素晴らしいオーロラに思いを馳せながら、持参したFMラジオを地元局にチューニングし、イヤホンで聴きながら観測地へ向かったのであった。

<続く>

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コメント 7

Kimi

お酒に対して厳しいんですね(^◇^;)
国によって色々と違うものですね。
そういえば、バーレーンのシャンパンファイトは
シャンパンじゃなくて、ローズウォーターでした(笑)

by Kimi (2008-04-15 22:40) 

IsPhoto

Kimiさん
世界のあちこち旅すると、それぞれの価値観があって、それはそれは面白いもんです。^^
あのときは、ローズウォーターだったんですね^^
バルセロナでのテストはルノーが調子を上げているらしいので、どんなレースになることやら、楽しみですね^^
by IsPhoto (2008-04-16 23:03) 

mee

こんばんわ。写真を見て、うわぁーっと感動しました。
世界各国いろいろお決まりごとがありますよね。
プーケットもいつか旅されますように。。。
by mee (2008-04-19 01:22) 

IsPhoto

meeさん
ありがとうございます。
郷に入っては郷に従え...っていう言葉があるように、今回も極力従いました。よって、あまり飲みませんでした。ま、別の目的が大きいから...ってのもありましたが。
タイ料理は大好きなので、それだけでも行きたい場所のひとつなんです。
知り合いにもタイ好きがいるので、色々教えてもらっていますので、いつかぜひ.....
(でも最近仕事が忙しくて休めませんT_T)
by IsPhoto (2008-04-20 22:03) 

ラナ

旅はいいですね。
私は飛行機に乗るのが苦手のせいか、最近、旅はほとんどしておりません。羨ましいです。
by ラナ (2008-05-02 00:26) 

IsPhoto

ラナさん
コメントありがとうございます。
私は飛行機自体は大丈夫なのですが、長時間のフライトはちょっとこたえます。バンクーバーorヘルシンキまでの、9時間が限界です^^;

by IsPhoto (2008-05-05 22:37) 

投資の勉強

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
by 投資の勉強 (2014-02-19 12:25) 

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