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カイユボット展 - ブリヂストン美術館 [美術館]

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ブリヂストン美術館で開催されているカイユボット展へ

ギュスターヴ・カイユボットという名すら知らなかった頃、オルセー美術館で目にした「床を削る人々」。
窓からの光が床に落とす印影と黒光りした床にも興味をひかれたが、特に気になったのはその画角。
長らく写真を撮ってきた自分にとって、この絵には写真的な画角を感じ、強く印象に残った。
(残念ながらこの作品は今回展示されていない)

そして今日、「ヨーロッパ橋」という作品を初めて見て、彼の作品と写真的な画角の近さを今一度強く感じた。
それはまるで20~28mm位の画角で撮影したかのような絵画だったからだ。

今まで彼の作品がなぜ写真的と感じるのか疑問でならなかったのだが、今日の展示を見て大変納得した。その理由は、彼の弟マルシャルが写真を撮っていたことを示す展示。ただし、キャプションには、マルシャルが写真を撮っていた時期と、ギュスターヴが絵を描いていた時期はあまり重ならないために、弟の写真を参考にしたかどうかは不明と書かれていた。しかし、その時代、そしてブルジョアだった彼らの周りには、写真もたくさんあっただろうと思われ、やはり写真との関連性は否定できないようにも思う。
そして順路に従って進むと、弟マルシャルの撮影したパリの街並みや郊外の風景写真が多数展示されているエリアが現れる。写真作品として見るべきものがあるとは思えないが、それらはみな「まじめな写真」と言った印象。

写真はこれら印象派絵画の時代よりもずっと後だと思っていたが、調べてみればカイユボットの時代には、ちょうど写真が発展しはじめた頃と符合するようであるし、アジェはマルシャルのわずか4年後の生まれだ。
写真と絵画の関係性と、表現方法についての双方の葛藤。そんなことを感じる展示だった。

カイユボット展示HP: http://www.bridgestone-museum.gr.jp/caillebotte/
カイユボット展ブログ: http://caillebotte.hatenablog.com/
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